バス前照灯のLEDランプ化 | 安心安全の取り組み | 北九州交通局

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バス前照灯のLEDランプ化

 市営バスは、公共交通機関として多くのお客さまにご利用いただいており、交通事業者としての最大の使命である安心・安全な輸送サービスの提供に努めるため、事故防止に向けた各種の取り組みを進めているなかで(株)小糸製作所の協力を得た実証実験を行い、バス前照灯(ヘッドライト)をハロゲンランプからLEDランプに交換することにより、バス運転者の視認性の向上につながることから、路線バスの前照灯のLED化を進めております。

今後とも、更なる安全・安心な運行を目指し、全職員が一丸となって「市民の幸せを運ぶバス」として運行を続けてまいります。

1 実証を行った経緯

  • 路線バスについては、夜間の運行も多いことなどから、以前より、運転者から前照灯の光度を上げてほしいとの要望があり、バスメーカー等と相談しながら改良を行っていたが効果が出せなかった。
  • 前照灯の光度は、運輸局の自動車検査に合格しているため、法的には問題ないが 路線バスは運転席が高いことや車内の室内灯の反射もあり、運転者にとっては一般 自家用車に比べ、暗く感じられていると思われる。

2 実証内容

  • 交換したLEDランプ名:路線バス用角型4灯式「LEDヘッドランプユニット」ロービームを(株)小糸製作所より無償貸与
  • 実施車両:市営バス所有の大型路線バス1台
  • 実施時期:平成27年2月13日~

3 実証効果

  • LEDランプはハロゲンランプより3倍ほど明るく、色調が白っぽい昼光色に近いこと、 及び路面照度範囲が広いため、運転者の視認性が大幅に向上した。
  • 視認性向上により、夜間、及び雨天時において、歩行者やバス停付近のお客様をいち早く確認できるため、事故防止効果が期待できる。
  • あわせて、運転者の運転時における目の疲れなどの体力的な負担軽減が図れた。
  • LEDランプは消費電力が少ないため、バッテリーの負荷を軽減することで寿命が延び、結果、環境負荷の低減や経費削減効果が期待できる。

ヘッドランプ比較写真

LEDランプ装着車両

LEDランプ点灯車両

ハロゲンランプ点灯車両

4 今後の導入計画

交通局が所有している路線バス98台中、70台に導入し、今後も順次、計画的に導入します。

【参考】ハロゲンランプとLEDランプの仕様比較(ロービーム1灯あたりの比較)

光源 ハロゲンランプ LEDランプ 比較
灯具光束
[明るさ感]
( lm 注1 )
250lm 750lm 約3倍
最大光度
[明るさのパワー]
( cd 注2 )
9,500cd 24,600cd 約2.6倍
路面照度距離 縦幅:65m
横幅:12m
縦幅:95m
横幅:22m
縦幅:30m増
横幅:10m増
消費電力 70W×2灯 16W×2灯 約4分の1
光源寿命 約1,000時間
6H×365日×0.5年=約1千H
約50,000時間
6H×365日×23年=約5万H
約50倍
  • 注1 lm(ルーメン) : ランプから放射される光の量の単位。
  • 注2 cd(カンデラ) : ランプの発光能力、あるいは発光体そのものの明るさ。
  • lm(ルーメン)・cd(カンデラ)とも、数値が多いほど明るいことを表します。

【参考】株式会社小糸製作所の概要

【所在地】東京都港区高輪四丁目8番3号

【創業】1915年(大正4年)4月1日

【設立】1936年(昭和11年)4月1日

【代表者】三原 弘志(代表取締役社長)

【事業内容】自動車照明器(バス用LEDヘッドランプについては、国内唯一の製造企業)、航空機部品、電子装置・部分等の製造・販売

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